こんにちは、志田園芸です。

蒸し暑いですね。少し動いただけで汗がでるので洗濯物が増えて増えて仕方がありません。

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改良メダカたちの産卵が続いています。
来年の種親をそれぞれ確保できればいいかなと思いながら採卵を続けていたら、既に100尾以上の稚魚が孵化していました。寒さの残る春と違い、夜でも水温が下がりきらないのが大量産卵&孵化の要因なのではないかと思います。

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今年はいつものホテイ草は使用せず、毛糸などで作った人口産卵藻を使って採卵しています。ネット上のメダカ愛好家さん達がやってらっしゃるのを見よう見まねで作ってみました。材料は、ゼムクリップと小さい結束バンドと毛糸。使っていくうちにクリップが錆びてきてしまったので、改善しなくてはなりません。

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毛糸は、コットンでできた中太のものと、羊毛のもの二種類を使っています。
コットンは水に強く耐久性があり、長く使えそう。羊毛は水に使っているうちにどんどん劣化して、ボロボロに千切れてきますが、柔らかさは勝ります。採卵する時、指で扱いて卵のありなしをすぐに感じられるのは羊毛のほう。コットンは、私が使っているものは材質が特殊なのかゴワゴワして何度も取り残しがないか確認してしまいます。メダカがどちらに多く産み付けるかというと、やや羊毛のほうが多いかな……という感じ。

産卵は朝から昼までの間に行われます。午後には殆どのメスが産卵藻に卵をこすりつけてくれますが、中にはぶら下げたままだったり、口元に引っ掛けたまま泳いでいたりする個体もいます。そういうのを網で掬ってそっと卵を外したり、産卵藻にうまく引っかからず容器の底に沈んだ卵も掬って、孵化用の水槽に移します。

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そんなわけで、孵化用の水槽も第二弾を用意。
早くに孵化した個体と、今孵化した個体では、体格差がありすぎて虐められたり、中には食べられたりするものもでてくるので、そうしています。基本的にグリーンウォーターで飼育しますが、与えている人工飼料の大きさも仔メダカの大きさに合わせて揃えたほうが口に入りやすく、結果的に食べ残しが減って水を汚しにくいので、仔メダカは大きさで分けるようにしています。
早くに生まれた個体群は、もう既に親と同じ水槽で泳がせても大丈夫になりました。すでに産卵し始めている個体もおり、春生まれの成長は、本当に早く感じます。

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こちらは、孵化して2-3週間前後の仔メダカ。
まだ小さくて可愛らしいです。大きくなっても可愛いんですがね。
それぞれの特徴が既にでていて、選別もこの時にしてしまうことが多かったんですが、今年からその必要もなくなったので奇形以外の選別はしていません。
白は親とほぼ同じ色で白く生まれてきます。青は黒い体に目と腹部がギラッと光ります。楊貴妃はヒメダカのように赤みがかったクリーム色。楊貴妃に斑が入る場合は、焦茶色に近いです。小川ブラック系統は漆黒なので、容器が黒いとなかなか見つけられません。パンダ系は身体が半透明なので、よく見ないとわからないかも。ヒカリ系の鳳凰と普通体型の琥珀は黒~焦茶色。みんな個性があって、綺麗です。

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幹之系は白と青とですぐに見分けがつきますね。
大きくなるにつれて光が口先まで伸びてくると、とても見ごたえがあります。